12/16/2009

今日の歴史秘話ヒストリア「平清盛」が気分悪い

中国を大事にしろ、男は草食系が良い、と国益にならぬことをあたかも正しいかのように言っている。NHK だけに、プロパガンダのニオイがプンプンする。

宋との貿易は国益のためではなく、平家の繁栄にためにやっただけであって、国として中国を大事にしていたわけではない。平家は血縁を大事にし過ぎ、さらに公卿になったが故に武家闘争の感覚を失い、繁栄が長続きしなかった。番組の後半には、平家がもっと続いていれば貿易の利益により日本が繁栄し、時代が変わったかもしれないとあったが、大きな落とし穴がある。

元寇である。宋は平家と貿易をしようがしまいが、元に滅ぼされる。その後、1274 年と 1281 年に元寇が起こる。その元寇や元からの使者への対処をしたのは、鎌倉幕府である。もし平家政権が存続し、その対処を求めるとなると、逆に危うかったと思われる。何故なら平和ボケした平家は、日本がかつて経験したことのない「他国による侵略」を防げたとは思えない。根っからの武家である源氏であったからこそ、退治でき、現在の日本があるように思う。

平家は日本を興隆させる夢を追うというような筋書きだが、地方の土地所有者がその土地の所有権を保持するためには、自腹で長期間、京に行き平家へのタダ働きを強いられていた。この所業のどこに、国の繁栄を願う姿があろうか。また、福原への遷都も肯定的に描いているが、様々な造営に狩り出された庶民の苦しみを全く描いていない。遷都は常に庶民の艱難を伴う。

さらに、戦争において、源氏の戦略に対して「今までのルールを無視して」とか「武士にあるまじき行為」とか言っているが、戦争は勝たなければ意味はない。そのための戦略であるのに、源氏をキチガイのように扱っている NHK こそが頭オカシイ。それと、屋島の戦いを何故すっ飛ばしているのだろうか。あれこそが、平家の無能さを露出した戦いであるのに。

で、平清盛は全て実力で最高権力まで握ったとあったが、そこに後白河上皇の清盛を有頂天にさせ、結果堕落させるという陰謀があったことを忘れてはいけない。所謂、位打ちと呼ばれるものである。

別に平家が嫌いで源氏が好きというわけでもないのだが、あまりにも平家を肯定的に描き過ぎている。

で、気分が悪いなら何故この番組を見るのかって?いや、こういう展開だとは知らなかった。。。

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