8/12/2009

Microsoft の 2 つの判断

マイクロソフト、「Opera」と「Chrome」は「Office Web Apps」のサポート対象外と明言
Microsoft、「反IE6」の声にコメント

1 つめの記事は幼稚な気もする。IE を Windows に同梱しないよう欧州委員会に働きかけたのは Opera だし、Google は既に Google Docs をリリースしているので「Office Web Applications」の競合だし、理由があると言えばある。しかし MS 側からすれば Opera ユーザを「取るに足らない数」と見ているにも関わらず声明文で「Opera」と書いているのは明らかな敵対心や嫌悪感であり、Google Docs が IE をサポートしないと言っていないにも関わらず MS 側からは拒絶しているのもおかしい。
個人的な疑問ではあるが、Opera や Chrome のユーザも Firefox や Safari のユーザも、MS に対しての興味や利用頻度はあまり変わらない気がする。Opera ユーザだって MS Office を使うだろうし、Safari ユーザも然り。第一、Safari と Chrome は同じ WebKit なんだから、サポートするのにゼロからしていく必要はないと思うのだが。それだけに、この声明文は感情的であるような気がしてならない。
いつまでたっても Suica と ICOCA を統合しようとしない JR 東と西のようなものか。

2 つめの記事は実にけしからん。IE6 の悪名は世界中で轟いているのに、だ。Mac 用 IE はだいぶと前にサポートを打ち切ったくせに(IE 5.2 だが)、だ。セキュリティの件を採っても、IE6 は現行の IE と同レベルではないだろう。なのにそのような穴開きブラウザをいつまでもサポートする意味が判らない。企業アプリケーションがどうのこうのと言っても、セキュリティを考えればなおさらアップデートを勧めるべきであろう。糞 IE6 をサポートするのは、Web の将来を考えても非常にマイナスだ。html5 の標準化に MS が参入した意味も半減することになる。これも感情的な声明文としか考えられない。

私は過去、仕事で使っていた Windows 機では 6 年ほど前に Opera に乗り換えた。Mac では Netscape から Safari なので IE を使ったことはほとんどない。いずれも動作確認用という地位を与えたままだ。しかし Office の Excel は大好きだ。Word は嫌いだが。

しかしこの Blogger、タイトルで間違って Return キーを押してしまうと(日本語だと思ってたら英数で、漢字変換の勢い余って押してしまう)、そのまま投稿されてしまう。せめて本文になにも入力されていない際には弾くエラー処理をしてほしい。

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