5/07/2010

なぜ売れるのか?ロングヒット端末 NTT ドコモ「AQUOS SHOT SH-01B」の秘密に迫る

なぜ売れるのか?ロングヒット端末 NTT ドコモ「AQUOS SHOT SH-01B」の秘密に迫る

昔、ドコモはシャープを参入させるのが嫌だった。何故かは忘れた。しかし携帯カメラのあまりの人気に、携帯カメラの開発が高度だったシャープの参入を許した。

というような話を聞いたことがあるので、もしかしたらドコモにとっては皮肉なのかもしれない。

しかし日本の携帯電話は全てスマートフォン化すべきだと思っている。ウェブに関わる人間としての意見に過ぎないが、通常の携帯電話に搭載されているブラウザで閲覧するにはもう限りがあると思う。そもそも数年前までのブラウザは、Opera などを搭載しているものもあったが、メーカーが自社開発していたりして、性能にかなり差があった。さらにキャリアごとに html 等に対する独自規格が発達し過ぎて、制作側としてはかなりめんどくさかった。hdml などその最たる例であり、絵文字の記述方法は現在も糞フトバンクだけ違う。ブラウザではないが、アドレス登録用の QR コードの記述方法はドコモだけ違う。

スマートフォン化することにより、Android の Chrome や iPhone の Safari、Opera 等を搭載した機種が増えれば、開発側としてもメリットがあるし、閲覧側としても今までよりも情報量の多いウェブページを見られることになる。W3C 準拠を前提としたブラウザを搭載していれば、それだけ独自テストを行う時間は少なくなるし、より精度の高いページに仕上げることが可能になる。

もう一つ、ブラウザがアップデートされれば、携帯電話に搭載されているブラウザもアップデートできるような仕組みにするべきだと思う。この機種にはこのブラウザのこの版が固定されているから、開発側としては過去にリリースされている何百台という携帯電話のために膨大な時間や労力・経費がかかってしまっている。もちろん割り切れば少なくて済む話だが。。。

そして、高齢者向けの携帯電話もスマートフォン化すれば、タッチパネルになることで物理的なボタンを排除できる。物理的なボタンが排除されるということは、そのボタンを製造するコストは下がるし、メーカーはボタンに変わる、高齢者にとって判りやすい明示的なボタン UI を作ることができる。物理的ではないので、ボタンの大きさや表現は自由になるし、メーカーの腕の見せ所ともなる。

もう携帯電話のガラパゴス化はうんざりだ。鎖国という江戸幕府の悪政が現在にも、そして未来にも影響を及ぼしている。

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