先日、個人事業主の届け出を税務署へ行い、口座開設も行った。
居住地からだと銀行の方が近い(多くの人がそうだと思うが)ので、先に銀行へ行って口座開設をしようと思った。大手銀行の内、近隣では UFJ が近いので、これを選んだ。順番が書いてある紙がニョニョニョっと出てくる機械の所にいる受付の人が、「今日はどんなご用件で?」と訊いてきたので、説明し、紙を受け取った。さて、順番が回ってきて、話をする内に、既に個人口座を持っているのだが、どうも 1 個人につき 1 口座しか開設できないとのこと。だが「親方に話してみて、問題なさそうであれば開設できると思います」と言われた。詐欺対策として 1 口座というのは合点がいくのだが、それも銀行の裁量で覆せるのかと思うと、少し興味もあり、不安もある。ただ、今回は個人事業主としての口座を欲しいのであり、個人口座でも問題ないのだが、できれば屋号で開設したいと思っていた。で、申請書があれば開設できるので、先に税務署へ行くことにした。
我が街の税務署は、自宅から銀行から自転車で 20 分ほどのところにある。颯爽と自転車を乗りこなし、税務署へ向かう。窓口で「提出だけでいいですか?」と聞かれた。提出「だけ」とはどういうことか。すると、「チェックはせずに受け取るだけ」らしい。で、「チェックも必要ですか?」と併せて聞かれた。チェックをせずに受け取り、ハンコを押すとは、なんといかがわしい体質か。税務署内がピンク色に見えてきた。ちょっと問い詰めたい衝動に駆られたが、今日の目的は個人事業主の申請を受理してもらうことであり、税務署を問い詰めることではない。ぐっと堪え、チェックというか相談を願い出る。すると 10 秒もしない内に担当がやって来た。
個人事業主を申請するということは、「これから税金を払ったる」ということの宣言であるから、税務署にとってはウハウハの話。なので割と詳しく教えてくれた。ただ、私が失念していたことなのだが、複写を取っていない。取ることを勧められたが、「税務署でコピーはできない」とのこと。お前ら、公僕のくせに態度がでかい!コピーの 2 枚くらいさせろ!と、ちょっと問い詰めたい衝動に駆られたが、今日の目的は、あ、さっきと同じか。
近くのコンビニへ行き、コピーを取る。コンビニでコピーなどかなり久しぶりだ。ローターアクトクラブでの資料コピー以来かもしれない。で、税務署へ戻り、チェックなしの受け取るだけを選択。すぐにハンコを押してもらえた。これで終わり。なんかやっぱりこんなにすぐハンコを押してもいいものだろうかと疑問だ。
さて、銀行へ戻り、口座を開設する。するとさっきの機械の受付の人が「今日はどのようなご用件で?」とまた訊いてきた。さっき来た!30 分ほど前に来た!と激しく思った。スーツ姿とか、割とよく見る格好なら仕方ないが、結構ラフであり、銀行へ来る格好としては奇抜だろう。ちゃんと憶えてほしいものじゃと、少しガッカリしたが、とりあえず「さっきも来たんですけど」と言ってみた。すると、ようやくシナプスが繋がったようだ。しかし、窓口のお姉さんはちゃんと憶えていた。椅子に座って待っていると、名前で呼んで来た。うんうん、3 日も前ならまだしも、さっき来たばかりだから、こうやって呼ばれると心地よい。先日購入した 弧印 を持参していたので、これを何回も押す。やっぱり押しやすい。屋号の入った通帳ができ、ようやく船出といった感じだ。
しかし、UFJ の窓口の人はよく喋る。「一人でお仕事されるんですね」「凄いですね」「パソコンのお仕事ですか」とか色々喋ってくる。
5 年前、キャッシュカードをインターナショナルに変更するとき、その手続きの間もいろいろ喋って来ていた。全て事務作業とは関係のない話だ。
「旅行ですか?それとも出張ですか?」「出張です」
「どちらへ行かれるのですか?」「ドイツです」
「どれくらい滞在されるのですか?」「う〜ん、まだ判らないんですけど(実際、行きのチケットはもらったが、帰りのチケットはもらっていなかった)」
「どこかアパートとかに住まれるのですか?」「ホテルです」
すると、この後の反応に驚いた。
「ほ、ホ、HO、ホテル住まいですかぁ!?」
んなのに動揺することか?
9/03/2009
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