7/30/2009

倒産、入院、盗難

昨年、2008 年秋から今年の春にかけて、かなり散々だった。

◆9 月某日
当時働いていた会社の社長が役職付き(社員の過半数)と緊急会議を催す。我ら役職なし 3 人はその間、外でランチを採ることになり、帰社後、社長から 3 人が喫茶店へ呼ばれる。

「このままだと 11 月の給料を払えない(=倒産)。役職付きを全て解雇した。君らはどうする

なんだその言い草は。3 人とも腹は決まっていたが、とりあえず翌週に持ち越し、月曜に離職を伝える。

これが悪夢の始まりだった。

◆10 月某日
社長を除く全ての社員が退職する。

その後、1 通の手紙が社会保険事務所より来た。

「10 月の社会保険料払え」

いやいやいやいや、ないないないない。10 月の給与明細には、保険料がキチンと天引きされていることが明記されている。全国健康保険協会に電話をし、実情を話すと、「最初にもらった給与明細にも天引きが書かれていないか?それであれば、10 月分が天引きされているのはオカシイ。我々は離職票が出た月には会社に請求しない(=天引きされるはずがない)」とのこと。とりあえずその日は電話を置いた。

月末には職安へ行き、色々と申請しないといけない。その際に離職票にある「自己都合」で良いかと最後に訊かれ、事情を話す。すると「それ(社員の 1/3 以上を解雇した事実)は倒産になるので、会社都合であるべき。異議申し立て書に記載せよ」と言われたので、書いて提出。

◆11 月某日
職安から会社へ離職理由について問い合わせた結果がなかなか来ない。職安は怪しんでいる。「応答すらない。不審なことがなければ応答はあるはず」

そんな中、会社より手紙が来た。

「社会保険庁より指導があり、社会保険料を預かっていましたがお返しします」

嘘こけ。預かってるという認識がある訳なかろう。元々詐取するつもりだったに違いない。

後日、職安から電話があった。「会社が認めました。会社都合に変わりました」良かった。

◆2 月某日
頭痛がする。これは激しい。手で押さえるという動作しかできない。テレビも見られる状態ではない。土曜だったので、小康状態の時に病院をネットで探そうとしたがなかなか見つからない。仕方なく友人に電話すると、病院を紹介してくれた。待合室で待っている間にも激痛が走り、唸る。待合室で看護婦に「大丈夫ですか」と言われたのは初めてだ。

緊急で CT を撮影し、結果が出た。副鼻腔炎。

鼻炎はあるかと訊かれたが、鼻炎持ちではない。不思議そうにする研修医(っぽい若さ)だったが、都合悪く耳鼻科がない。

翌週、耳鼻科へ行き、投薬開始。

◆3 月某日
投薬では成果が上がらず、入院することに。ただ、鼻炎持ちだったか訊かれたという話をすると、「鼻炎は関係ないねぇ。鼻炎なら両方が(副鼻腔炎に)なるはず。君の場合は左だけだ。ひょっとしたら、左の上の奥歯に虫歯はなかったか?」

正解。3 年前に歯の芯がなくなるほど、医者に「これはエグイ虫歯だ」と言われるものを、左の上の奥歯に患った。みなさん、虫歯でも、放っておくと、大変なことになりますよ

◆4 月某日
手術を行い、無事、完治。

と思っていたら、仕事の現場でカバンごと盗まれる。全財産やカード類、果ては指輪まで入っていた財布もなくなっている。すぐに天王寺警察署に行った。調書をパソコンで作ってくれるのだが、なにやら迷ったのか、先輩を呼び、驚愕の一言。

「アンド(&)ってどうやって打つんですか?」

をい公僕!人の税金で飯食ってるならそれくらい勉強汁!

散々な半年だった。。。

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