1989 年 11 月 9 日にベルリンの壁が崩壊したことは周知の事実であるが、現在も旧東西ドイツの面影は残っている。
私が以前ドイツにいた頃、ライプツィヒへ旅行に行ったことがあった。目的は、J.S.Bach の生涯でも重要な聖トーマス教会へ出向くためだ。その際に新幹線の位置づけである ICE に乗ってライプツィヒへ行った。普段はフランクフルト近郊なので西ドイツなのだが、ライプツィヒが近づくにつれ、見たことのない光景を目にすることになった。
窓が割れ、大きくヒビが入ったビル。
瓦礫。
なんとなく冷ややかさを肌に感じる雰囲気。
もちろん東ドイツ全てではなく、ICE が通ったごく一部ではあるが、そのような景色に目を疑った。明らかに毎日を過ごしていた西ドイツでは見られなかった光景だ。
戦争を、そして、破壊を思わせた、とある光景だった。
11/10/2009
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